エクセルを使って、わがまちの財政分析ができる
- 大和田 一紘,石山 雄貴(著)
- 2,700円(税込)
書籍の内容
決算カードと決算統計、予算説明書などを使って、歳入、歳出、決算収支、財政指標を分析する方法を紹介する基礎編と、類似団体との比較、特別会計や補助金の分析、合併自治体の財政分析などを紹介するステップアップ編の53講で財政分析の手法がわかる。「地方財政状況調査表」に基づいて分析表を充実させた四訂版!
目次
- 第1講 なぜ、市民がまちの財政を学ぶのか
財政を学ぶ心構え・分析方法
- 第2講 どんな風に分析するのか
- 第3講 広報で読める?
- 第4講 自治体のおサイフは1 つなの?
- 第5講 どんな資料があれば
- 第6講 パソコンから財政情報を入手する(できない人も大丈夫)
- 第7講 分析の仕方は2 つ
- 第8講 まずは決算カード
赤字か黒字かをみる「決算収支」
- 第9講 赤字団体?黒字団体?
- 第10講 やりくりの仕方
自治体の収入はどれくらい?(歳入をみる)
- 第11講 まずは四大財源をおさえよう
- 第12講 一般財源と特定財源という分け方
- 第13講 さらに経常と臨時という分け方がある
- 第14講 自治体が自ら集める地方税(市町村税)
- 第15講 地方交付税のしくみを知る
- 第16講 財政力指数とは
- 第17講 国庫支出金の中味を探る
- 第18講 なぜ借金をするの(地方債)
- 第19講 使用料と手数料はどれくらい?
- 第20講 歳入全体からまちの地域特性がみえる
どこにおカネを使っているの?(歳出のしくみ)
- 第21講 目的別と性質別という分け方
- 第22講 目的別歳出を経年的にみる
- 第23講 「充当一般財源等」という考え方
- 第24講 経費の使い道をみる性質別歳出
- 第25講 経年的に性質別歳出をみる
- 第26講 「款−項−目」という分け方がある
- 第27講 目的別歳出と性質別歳出をクロスする
- 第28講 地方財政状況調査表(決算統計)の見方
- 第29講 「節」を見てみる
- 第30講 款と節をクロスする
様々な財政指標(指数等)を読む
- 第31講 財政指標(指数等)はいっぱいある
- 第32講 わがまちの財政規模はどれくらい(標準財政規模)
- 第33講 自治体の「偏差値」?─「財政比較分析表」をみる
- 第34講 余裕がある財政なの?(経常収支比率1)
- 第35講 経年的に経常収支比率をみる(経常収支比率2)
- 第36講 もう一つの経常収支比率(経常収支比率3)
- 第37講 経常収支比率があがったワケは(経常収支比率4)
- 第38講 「市町村経常経費分析表」を探る(経常収支比率5)
- 第39講 借金の負担感は?(借金をみる1)
- 第40講 将来の財政負担はどのくらい?(借金をみる2)
- 第41講 貯金はどれだけあるの?(積立金)
- 第42講 決算カードを学んでわかること(夕張市の決算カードをみる)
- 第43講 会計区分による指標をみる
ステップアップへ
- 第44講 調べたい行政分野から自治体をみる
- 第45講 大規模事業をチェック(普通建設事業費)
- 第46講 類似団体比較カードの見方
- 第47講 「特別会計」とは(繰出金)
- 第48講 補助金はどこに?(補助費等)
- 第49講 基準財政需要額を探る
- 第50講 総合計画に注目する
- 第51講 これからの行財政運営を考える
- 第52講 合併した自治体の分析方法
- 第53講 出口は「市民による財政白書」
巻末付録
① 決算カード「分析表」
- 決算額の推移
- 歳入決算額の構成(額)比の推移
- 歳入の体系
- 経常一般財源等の推移
- 決算額の科目順位(目的別歳出)
- 目的別歳出の「充当一般財源等」の科目順位
- 性質別歳出の科目順位と推移
- 財政指標(諸指数)の推移
- 財政健全化法の健全化判断比率の状況(財政状況資料集)
- 地方交付税算定台帳と算定経費の経年的推移
- 類似団体比較カードの推移
- 合併算定替の影響
- 資金繰り(やりくり)の経年分析
- 経常収支比率の構成比の比較
- 公債費負担比率・起債制限比率と実質公債費比率の推移