中山 徹(著)
- 1,188円(税込)
- 発行年月日:2017/02/10
- ページ数:102ページ
- 本のサイズ:A5
書籍の内容
国土、地域の再編のなかで、公共施設の統廃合や民営化が急速に推し進められている。これは自治体が作成した「公共施設等総合管理計画」の即したものだ。しかし、そこに市民の意思は反映しているのか。人口減少という大きな流れのなかで、地域のまとまり、まちづくりに重点を置いて公共施設のあり方を考える。
目次
1章●新自由主義による国土と地域の再編
- 1高度経済成長期に取り組まれた国土と地域の再編
- 2新たに始まった国土と地域の再編
- 3国土の再編、首都圏における国際競争力の強化
- 4大都市の再編─地域包括ケアによるコミュニティの再編
- 5地方都市の再編─人口減少を想定したコンパクトと連携
- 6中山間地域の再編─過疎化を前提とした選択と集中
- 7全国的に進む公共施設の統廃合
- 8地方創生とは何か
2章●公共施設等総合管理計画の内容
- 1公共施設等総合管理計画の背景
- 2公共施設等総合管理計画の概要
3章●公共施設等総合管理計画で示された削減目標の問題点
- 1公共施設等総合管理計画の2タイプ
- 2削減型自治体の特徴
- 3削減目標の問題点
- 4長寿命型自治体の特徴
4章●公共施設のあり方を考える─公共施設を考える三つの視点
- 1公共施設の長寿命化が基本
- 2公共施設と生活圏との関係─「利用者の減少→統廃合」はなぜ誤りなのか
- 3公共施設の歴史的意味─「老朽化→建て替え」はなぜ誤りなのか
- 4公共施設を誰が、どのように運営すべきか─「市民ニーズに応える=民間活力導入」はなぜ誤りなのか
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