疑惑に理づめでせまる
- 岩見 良太郎,遠藤 哲人(著)
- 1,300円(税込)
書籍の内容
東京都はなぜ所有する一等地を東京ガスの汚染地と交換し、新市場を建てたのか。なぜオリンピック選手村建設用地は相場の10分の1で払い下げられたのか。都民、国民の目を欺く不公正な手続きは、どう進められたのか。その手順を、区画整理、再開発の観点から白日の下に曝す。
目次
1 土地区画整理で隠された豊洲新市場の闇に迫る
- 区画整理でおおわれたもう一つの闇
- 東京ガス、一転、新市場を受け入れへ─闇の始まり
- 換地で不当利得を得た東京ガス
- 区画整理でベールをかけられた汚染処理費用負担問題
- 東京ガスは汚染原因者負担の責任を果たしたか
- 東京都にとってもうまい話
- ツケは築地商業者と都民の肩に
- オリンピック村再開発
- 「クレヨンしんちゃん400円」を税金で買った舛添要一都知事の時代
- 都民の財産・都有地を市場価格の10分の1以下で投げ売り
- なぜ再開発か
- ただの再開発ではない、「一人芝居の大損再開発」・5つの異常
- 10分の1投げ売りの秘密─個人施行、全員同意型権利変換計画
- デベロッパー、特定建築者が10分の1価格で仕入れる
- 中心点─なぜ都有地の売却価格は「適正な価格」ではないのか
2 オリンピック村再開発で「公有地たたき売り」
- 開発のホットスポット、豊洲・晴海
- ドーピング的都市再生
- よみがえる利権の島
3 東京臨海部開発という闇にうかぶ豊洲・選手村開発
- 東京湾臨海部開発関連年表