自治が育つ学びと協働 南信州・阿智村
持続可能な地域づくりの実際とその哲学
持続可能な地域づくりの実際とその哲学
- 岡庭 一雄・細山 俊男・辻 浩(編)
- 1,800円+税
- 発行年月日:2018/02/15
- ISBN-10:4880376760
- ISBN-13:9784880376769
- C-CODE:C0036
- ページ数:218ページ
- 本のサイズ:A5
書籍の内容
「小さな拠点」か「小さな自治」か。地域はせめぎあいの中にある。南信州・阿智村で取り組まれている持続可能な地域づくりの実際(住民が自由に協同する「小さな自治」、学びの場としての公民館活動、住民の協同を行政が支える「協働」)とその哲学を紹介する目次
まえがき―「小さな自治」が育つ「学び」と「協働」
第1章 村をつくる住民の活動の広がり
- 1 地元の野菜を使った「ごか食堂」
- 2 小さい農業の協同をめざす産業振興公社
- 3 全村博物館構想は村づくりの基本
- 4 女性の平和学習と運動
- 5 国策に翻弄された満蒙開拓を語り継ぐ
- 6 駒場区の自治組織の運営
- 7 社会教育研究集会の柱は平和学習
- 8 政策提言する議会
- 9 国を動かす地域づくり
- コラム 下伊那公民館主事会の歩みと下伊那テーゼ
第2章 若い世代の参加と創造性の発揮
- 1 地域で生きる意味をつかむ若者たち
- 2 村の魅力の発信と婚活事業
- 3 まるごとの交流をつくる「はぐカフェ」と「あちたね」
- 4 男性の楽しみの場から広がる地域活動
- コラム 地域に小学校があるということ
第3章 一人ひとりの人生の質が高められる村をめざして
- 1 総合計画に盛り込まれた「目指す村の姿」
- 2 憲法が貫く地方自治
- 3 住民自治の本質と進め方
- 4 住民自治を支える自治体の役割
- 5 住民主体の行政をつくるために
- 6 協働を支える行政と職員の役割
- 鼎談 自治体労働者の役割と課題
- コラム 長野県の公民館活動から阿智村を見る
第4章 自治をつくる学びと協働
- 1 第五次総合計画と住民主体の村政
- 2 協同で地域をつくる智里西地区
- 3 処分場建設計画をめぐる住民の対立と学習
- 4 合併で自立をめざした清内路
- 5 自治組織づくりと村づくり委員会
4-1 住民主体の村をつくる
4-2 持続可能な地域づくりと子育て・学校・若者
- 1 人口問題と地域づくり
- 2 大人が学ぶ地域の豊かさと子育て
- 3 大人も学ぶ、子どもも学ぶ平和のつくり方
- 4 基礎学力の保障と地元高校の改革
- 5 若者が自己実現できる地域
- 6 多彩な婚活支援と地域の協力
4-3 住民の学びと公務労働
- 1 村をつくる住民の学びと自治体労働者
- 2 話し合いが地域をつくる、人を育てる